2009年11月

立ったまま眠る女性の横顔がほほえんでいる最終電車 (丸山程)

殺された少女の夢や日常があらわにされる だれのためだろう

雨足が強くなっても前の日のいらいらはまだ消えそうにない

あっけなく終わる診察 先生にこころを開ききれないうちに

なにもかもわかったような顔をして話しかけないで わたしの心

まだ恋にあこがれているきみらしく味もかたちも不器用なチョコ

適当な距離に落ちつく 抱き合ったままだととても歩きにくいから

バイバーイ どうかあしたも変わらずに友達でいてくれますように

街路樹がいろとりどりにきらめいた今夜を冬のはじまりとする

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019:ノート(丸山程)

古ぼけたノートに残る筆跡は今よりずっとしあわせそうだ

 

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018:格差(丸山程)

一本の補助線によりつぎつぎに新しい名の格差は生まれる

 

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017:解(丸山程)

ていねいに分すればもう一度やり直せるかもしれないでしょう?

 

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016:Uターン(丸山程)

Uターンできそうにない勢いで日々の暮らしに流されている

 

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015:型(丸山程)

ぼくはただ最新のロボットを動かすための神経だった

 

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014:煮(丸山程)

いつもより物の味が濃いけれど何があったか聞かないでおく

 

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013:カタカナ(丸山程)

カタカナで会話したがる人たちが多くて耳をふさぎたくなる

 

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012:達(丸山程)

人生を楽しんでいる人がいるってことが信じられない

 

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011:嫉妬(丸山程)

それほどのものでもなかった 手に入れる前はあんなに嫉妬したのに

 

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