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2008年3月

025:あられ(丸山汰一)

 
飲みながら話す未来がだんだんとしけったあられのような歯ざわり
 

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024:岸(丸山汰一)

 
北欧の海岸線を描きながら顔のまわりを飛んでいる虫
 

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023:用紙(丸山汰一)

 
A4のコピー用紙にびっしりと淋の字を書くようなどしゃぶり
 

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022:低(丸山汰一)

 
きみがさす相合傘はいつだってあたまがつかえるくらい低くて
 

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021:サッカー(丸山汰一)

 
全力でサッカーボールを追う犬を見ても笑顔になれそうにない
 

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ホッチキス

 
ホッチキスの針を引き抜く これ以上必要のないものばかりある
 

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020:鳩(丸山汰一)

 
また鳩のふんを車に落とされて赤はもよおす色であるらしい
 

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019:豆腐(丸山汰一)

 
泣いたっていいよときみはやわらかく包んで豆腐の水抜きをする
 

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018:集(丸山汰一)

 
集まって撮った写真の端っこであきらめきれない顔をしている
 

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017:頭(丸山汰一)

 
頭からやさしく包むくちびるの思いどおりにさせないつもり
 

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016:%(丸山汰一)

 
消費期限まであとわずか きみ用に買った果汁100%の
 

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015:アジア(丸山汰一)

 
アジアン風鶏唐揚げの味付けはきみの平らな文字で今でも
 

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014:泉(丸山汰一)

 
泉からこんこんと湧く思い出にずっと浸したままの両足
 

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013:優(丸山汰一)

 
ほしたらここビュッといってこっちビャーッていくねんて 優柔不断であかんかったら
 

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012:ダイヤ(丸山汰一)

 
あと全部脱がされていい 薬指のダイヤモンドをはずさなければ
 

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011:除(丸山汰一)

 
すずらんの香りがきっとするだろう彼女の部屋の除湿器の水
 

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010:蝶(丸山汰一)

 
蝶でさえ振り払われるやわらかな肩にはじめて触れた日のこと
 

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009:会話(丸山汰一)

 
テレビから流れる会話を利用してようやくふたりの会話をつなぐ
 

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008:守(丸山汰一)

 
きれい目の小石をひとつ手に取って満願成就のお守りにする
 

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007:壁(丸山汰一)

 
「似てるね」ときみが笑ったマンションの壁の一番へたな落書き
 

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006:ドラマ(丸山汰一)

 
吐く息が溶け合うようなキスをして ドラマならもうシーンが変わる
 

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005:放(丸山汰一)

 
飲み屋から解き放たれたひとたちの笑顔の中を通り抜けてく
 

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004:塩(丸山汰一)

 
「しおしおになるから塩っていうのね」ときゅうりを漬けるきみのてのひら
 

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003:理由(丸山汰一)

 
理由なき反抗という理由では理解できないところから花
 

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002:次(丸山汰一)

 
かなえたい夢のためではないにせよ 次は洗顔 次は歯みがき
 

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001:おはよう(丸山汰一)

 
おはようを言わないうちに一日が過ぎ去っていく また春がくる
 

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参加します(丸山汰一)

 
 どうぞよろしくおねがいします。
 

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